微生物を上手に監督するのは私たちの役目です。
微生物は肉眼では明瞭に識別できない小さな生物のことであり、細菌やウィルスなどを指します。
人類が誕生する前から微生物は存在し、地球上のあらゆる場所で生息しています。

その役割は自然界において様々なものを分解し、酸素や水をつくり出すなど私たちの生活に大切な役割を果たす微生物もいます。

腸内微生物検査

生き物の死骸を分解する微生物が食品に混入したり、人間の腸管に存在する微生物が食品に付着した場合、分解という役割が腐敗として人の健康を害いしてしまいます。

食中毒のほとんどは人的行為で防げます。HACCP、ISOなどの規格基準を作成し厳守する事が、安全な生活を維持、提供できるひとつの手段です。

腸内微生物検査(検便検査)や食品検査などを皆様のシーンに合わせて、ご利用いただけます。

腸内微生物検査

企業・学校ご担当者様はこちら

お一人様でご依頼はこちら

■ 検査項目

●一般項目セット

赤痢菌

法定伝染病に指定され、検便検査に必ず含まれる項目です。
腸管や便に存在する菌のひとつで発生例の多くが海外(インド・東南アジア)からの輸入です。

サルモネラ属菌(腸チフス菌、パラチフスA菌含む)

サルモネラ属菌は全部で2000種以上あり、そのうち法定伝染病に指定されている腸チフス・パラチフスA菌は、必ず検査しないといけない項目です。
その他、食中毒の原因のトップをしめるエンテリティディス(SE)なども含まれます。
弊社では、付属サービスとして、腸チフス・パラチフスA菌以外のサルモネラの陽性が検出された場合のご連絡も致します。

腸管出血性大腸菌O-157

大腸菌のほとんどは無害で家畜や人の腸にも存在しますが、大腸菌の中には下痢などの消化器症状や合併症を起こすものもあり、病原性大腸菌と呼ばれるものがあります。さらに病原性大腸菌を大別すると4種に区別され、その1種が腸管出血性大腸菌です。
腸管出血性大腸菌は二次感染も多く、集団で発生することから伝染病に指定され、その代表的なものが病原性大腸菌O-157です。
大変感染力が強く100個程度の菌が体内に入っただけでも病気をおこします。(サルモネラ10万個以上)
他にも、0-26、0-111、0-128などがありますが、菌名よりもベロ毒素の産生の有無を調べることが重要になります。
ベロ毒素は溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。

●その他の関連項目

腸管出血性大腸菌O-26,O-111、O-128

ビブリオ属菌(コレラ菌、腸炎ビブリオ菌)

ノロウィルス(リアルタイムRT-PCR法)

企業・学校ご担当者様はこちら

お一人様でご依頼はこちら

TOP
TOP