赤痢菌 | サルモネラ属 | 腸管出血性大腸菌 | ||||
腸チフス・パラチフスA含む | O-157 | その他 | ||||
基本セット | ◎ | ◎ | ||||
一般セット | ◎ | ◎ | ◎ | |||
腸管出血性大腸菌セット | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
サルモネラ属は腸チフス・パラチフスAを含みます
腸管出血性大腸菌のその他はO-26、O-111です
法定伝染病に指定され、検便検査に必ず含まれる項目です。腸管や便に存在する菌のひとつで発生例の多くが海外(インド・東南アジア)からの輸入です。
サルモネラ属菌は全部で2000種以上あり、そのうち法定伝染病に指定されている腸チフス・パラチフスA菌は、必ず検査しないといけない項目です。
その他、食中毒の原因のトップをしめるエンテリティディス(SE)なども含まれます。
弊社では、付属サービスとして、腸チフス・パラチフスA菌以外のサルモネラの陽性が検出された場合のご連絡も致します。
大腸菌のほとんどは無害で家畜や人の腸にも存在しますが、大腸菌の中には下痢などの消化器症状や合併症を起こすものもあり、病原性大腸菌と呼ばれるものがあります。さらに病原性大腸菌を大別すると4種に区別され、その1種が腸管出血性大腸菌です。
腸管出血性大腸菌は二次感染も多く、集団で発生することから伝染病に指定され、その代表的なものが病原性大腸菌O-157です。
大変感染力が強く100個程度の菌が体内に入っただけでも病気をおこします。(サルモネラ10万個以上)
他にも、0-26、0-111などがありますが、菌名よりもベロ毒素の産生の有無を調べることが重要になります。
ベロ毒素は溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。